楽天は21日、オスカー・ゴンザレス外野手との契約を合意したことを発表した。
ゴンザレスは球団を通じて「イーグルスファミリーの一員になれることを光栄に思います」などと意気込みを語った。

楽天の石井一久GM（51）が21日、本拠の楽天モバイルパークで取材に対応し、獲得が決まったゴンザレスについて
「つい最近まで3Aで出てた選手なので、そんなにファームで長く調整することはないと思う。
早いうちの交流戦で、打席に立てる可能性は持っています」と早期デビューの可能性を示唆した。

マイナー通算105発の大砲とは「なかなか半年でアジャストしてくれというのは難しいところでもある」として1・5年契約（プラス1年のオプション）を締結した。

選手としての特徴を問われると「守備範囲は平均値をすごく上回る選手じゃないけど、肩は平均値よりも全然上なので守備でもグラウンドに立ってもらいたい」と話し、
打者としては「パワーもあるし、打球速もしっかりと出る。ポイントゲッターというところはすごく今うちのチームにとって大事なので、そこは期待はしています」と説明した。

楽天は２１日、今季は大リーグのパドレスでプレーしたオスカー・ゴンザレス外野手（２７）＝ドミニカ共和国＝との契約に合意したと発表した。
マイナーで通算１０５本塁打を記録した大砲で、球団によると、契約は来季までで３年目の２０２７年はオプション。
今季の年俸は推定で６０万ドル（約８６００万円）。６月の交流戦期間中に１軍に合流させる計画だ。

東北楽天に入団のオスカー・ゴンザレスはパワーあり。その一方で選球眼はほぼ皆無!?

パワーのポテンシャルは低くなく、メジャーデビューの前年は、AAとAAAの計121試合で31本のホームランを打っている。
年齢もまだ若く、日本プロ野球でパワーを発揮してもおかしくない気がする。

ただ、懸念される点もある。マイナーリーグの通算四球率は4.2％だ。
メジャーリーグの通算出塁率はさらに低く、3.5％に過ぎない。623打席に立って22四球だ。

2022～25年（今シーズンは５月19日まで）にメジャーリーグで計600打席以上を記録した391人のなかで、このスパンの四球率がゴンザレスを下回る選手は３人しかいない。
スタットキャストによると、ゴンザレスがストライク・ゾーン外の投球に対してバットを振る確率は、３シーズンとも46.5％を超えている。

端的に言うと、選球眼に欠けるフリー・スウィンガーということだ。
ゴンザレスの通算三振率21.5％は低いほうから数えて391人中181位なので、それより高い選手のほうが少し多い
けれども、ゴンザレスの三振率が高くないのは、早打ちが理由だろう。１打席平均の球数は3.75に満たない