楽天・岸「今」から逃げない 不惑40歳「年だからで済まされたくない」 引き際の心境変化「無理ってなるまで」 - デイリースポーツ

(出典:デイリースポーツ)


 ここ数年の目標は変わらない。目尻のシワも少しずつ色濃くなった岸が、迷うことなく今年のテーマを言葉にした。「30歳後半を迎えてからはケガせず、健康第一が一番の目標」。少しだけ表情が緩む。昨年12月に迎えた不惑、40歳。年齢がついて回るのが常だ。


 日々の生活の中で重要視するのは睡眠。なるべく深い時間にならないように心がけている。また先発の“職場”は週に一度しかない。「そこの試合に、言ったら人生かけてやるところ」と毎試合腹をくくる。悔いは残さない覚悟もある。ケガをしないと誓う一方で、極端に練習量を減らさないことが、今年プロ19年目を迎えた岸の流儀だ。

 「変わらないのは走ること。今いろいろあるじゃないですか。これをやった方がいいとか、ランニングは意味ないとか。いろいろあるけども、やっぱり若い時から走ってきて、今があると思うのでそこは信じて。それが大事だなと思ってやっているので、そこはブレずに。なるべく走り込もうかなとは思っています」

 

 「もちろん先発をやっている以上は、完投はしたい。その日の状況、自分の体の状態、相手の調子がある中で、ツイているなと思うこともたくさんあるわけですよ。でも今、100球前後で代えられるこの時代。なかなか難しいけども、先発だったらみんな目指してほしいなとは思います」

 「昔はもうスパッと辞めようとか思っていたけど、まさかここまでできるとも当時は思っていない。だから今はもう無理ってなるまではやろう…やりたいなっていう気持ちではいる。それがもう投げられませんなのか、もう若手にかないませんなのか、戦力外なのか。そうなるまでは頑張って、子供たちにかっこいい姿を少しでも見せられたらいいなっていう気持ち」

 最後のその時まで、絶対に諦めない覚悟ができた。そして、岸にはある野望もある。これまで3度上がった開幕マウンドでいまだ勝ち星なし。大役を担うだけでは終われない。

 「開幕投手をやって勝ちたいなっていうのはありますよ。これまでもケガしたりなんだりでなかなかうまくいかない。もう一回。最後の思い出にじゃないけど、やって勝ちたい気持ちはもちろんある」



岸孝之のサムネイル
孝之(きし たかゆき、1984年12月4日 - )は、宮城県仙台市太白区出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。東北楽天ゴールデンイーグルス所属。 社会人野球の七十七銀行硬式野球部(宮城県仙台市)の初代監督である父親の影響で、仙台市立西中田小学校3年となった1993年(平成5年)から安久野球部(現…
163キロバイト (21,634 語) - 2025年1月25日 (土) 07:28

1 それでも動く名無し :2025/02/25(火) 21:31:51.51 ID:kLAC3I3e0
西武10年 2007-2016 226試合1518.2回
楽天 8年 2017-2024 164試合1048,6回

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