楽天は3日、台湾で15日から開催される「2025アジア・ウインター・ベースボール・リーグ」に吉野創士外野手(22)、青野拓海内野手(20)、陽柏翔内野手(20)を派遣すると発表した。
すげえ楽しみ
陽吉野は一軍経験から掴んだもの
青野は一軍昇格出来なかった悔しさ
ウィンターリーグで存分にぶつけてほしい
怪我だけは気を付けて
【11/15-12/7台湾で行われる「2025アジア・ウィンター・ベースボール・リーグ」に楽天から青野陽吉野の3選手が参加!】の続きを読む
楽天は3日、台湾で15日から開催される「2025アジア・ウインター・ベースボール・リーグ」に吉野創士外野手(22)、青野拓海内野手(20)、陽柏翔内野手(20)を派遣すると発表した。
楽天の2年目青野拓海内野手(20)が本拠地楽天モバイルパークで行われた秋季練習で内野ノックなどで汗を流した。ルーティンが実った最終戦の一打に手応えを感じ、今秋は力を蓄える。2軍で80試合に出場し、打率2割3分2厘、本塁打0。「前半は良かったんですけど、中盤から調子の良いときの波が少なくて…長打もあまり出ませんでした」。目標だった「1度でも1軍の舞台を踏む事」にも届かず、悔しいシーズンとなった。
だが、結果と向き合い打開策も見えた。ベストパフォーマンスを出せていた時の自分を省みた。「良い時のルーティンをつくったり、続けていこうと思いました」。シーズン終盤には睡眠時間は8~9時間、ストレッチを入念に。トスバッティングでは後藤武敏打撃コーチから「上半身は二の次、まずは下半身でタイミングを取るように」と助言を受け徹底した。
今秋は肉体改造にも注力するつもりだ。現在86キロの青野だが90キロ超えが目標。「とにかく体を大きくして、バッティングで良い結果が残せるようにつなげていきたい」。スケールを増した姿で、勝負の3年目を迎える。
これまでのプロ生活は、けがで離脱する時期もあったが、今季はシーズン通して試合に出続けた。「4年目で初めて結構、フルで完走して、自分の中でもいいシーズンだった」と振り返った。
9月29日オリックス戦でプロ初出場すると、同30日ロッテ戦でプロ初安打。10月3日西武戦では適時打を放ち、プロ初打点を記録した。「1軍の舞台でやりたいとずっと思ってた中で、最後の最後で呼んでいただいて、なんとか爪痕を残すことが多少できた。来シーズンにつながるいいアピールになったと思う」と、うなずいた。
10月のドラフト会議で指名された、大卒の選手たちは吉野と同学年になる。「自分が4年間プロでやってきたことを、頭一つ抜けてるところを見せていけたら」。来季は“プロの先輩”として意地を見せるつもりだ。